不忍池の蓮の花
不忍池には蓮がたくさん浮いています。
花が咲くのは夏の7月くらいからです。しかも、朝から昼にかけて咲くので、シーズン中でも昼過ぎに行くと閉じていることがあります。
写真は午後に撮ったので閉じてしまっていますね。
これは比較的開いているつぼみにズームしたものです。
夏が終わると、花はしおれて、ブツブツのたくさんある実をつけます。よく蓮コラとかに使われて忌避されるあれです。そして水の中にある地下茎はレンコンになります。レンコン掘りする農家さんが魚河岸みたいな耐水性のオーバーオールを着てますよね。水(泥)の中からレンコンを掘るからです。
夜なので少しブレいていますが、10月に撮影したものです。葉はまだ萎れていないけれど花はありませんね。
泥の中から綺麗な花を咲かせる蓮は、仏教思想に好まれて来ました。お釈迦様が蓮の花の上にいたり、仏画にも書かれています。もともとインドで蓮が神聖な花として考えられており、後年の日本の仏教思想家が蓮と仏教思想を結びつけて考えたのではないかと言われています。
ちなみに、蓮と睡蓮は別の植物です。英語だと蓮がLotus、睡蓮がWater Lilyです。
雑な覚え方ですが、茎が長くて花弁が丸みを帯びているのが蓮、茎が短くては便が細長いのが睡蓮がとおぼえておけば外さないと思います。